交通事故治療の流れ
院長からのメッセージ
【痛みを慢性化しないよう、できるだけ早くから適切な診察や治療を受け、早期回復を目指すことが大切です。】
- 交通事故に突然遭われ、大変お疲れのことと存じます。交通事故は予期せず起こるため、被害者の方々は交通事故の治療の流れや必要な手続き、治療費のことに関してなど、さまざまな疑問を抱えていらっしゃるかと思います。
また、交通事故の直後は興奮状態で症状に気づきにくいこともありますが、時間が経つごとに様々な症状が出現することがあります。そのため、衝撃を受けてから数日後や数週間後に痛みやしびれが現れ、その後も不快な症状が長く残ることがあります。
当院では、交通事故に遭われた方々が後遺症を残さずに適切な治療を受けられるよう、診断と治療を通じて全力でサポートいたします。不安なことがありましたら、当院のホームページをご覧いただき、ご来院ください。
交通事故後にこんなお悩みはございませんか?
こんな場合はご相談ください
- 交通事故にあってしまった
- 交通事故後に、痛みやしびれ、違和感が出てきた
- いまは痛みはないが、念のため診察・検査を受けたい
- これから症状が出てこないか不安である
交通事故によって引き起こされる症状の例
- 首・背中・腰・肩・手足などの部位における
1. 痛み
2. しびれ
3. 違和感
4. 動かしにくさ
5. 力の入れにくさ、動かしにくさ - 頭痛・吐き気・めまい
- 睡眠障害・記憶力低下
交通事故治療についてよくある質問やお困りごと
- 交通事故治療は、整形外科クリニックで受けられるのか?
- 河野整形外科で、交通事故治療を受けるための流れは?
- 河野整形外科の交通事故治療のポイントとは?
これらのような症状、お困りごとがある場合は、本ページをご一読の上、ご来院ください。
必ずご確認ください!交通事故治療で損しないための4つの重要ポイント
自賠責保険を利用することで窓口負担がないケースがあります!※ 例外あり
- 交通事故における被害者の過失割合によって異なりますが、自賠責保険を利用すると自己負担金がなく、交通事故の治療を受けることができます(自賠責保険が適用外のケースについては後述します)。自賠責保険への加入は車を運転する全ての方に義務付けられているため、被害者の多くの場合は、自賠責保険が適用されます。
※自賠責保険ではなく、社会保険が適用されるケースでは、窓口での自己負担が発生する可能性がありますので、ご注意ください。詳細については、必ず保険会社に事前にお問い合わせください。
また、自賠責保険が適用外となるケースについては、後述の内容をご確認ください。
交通事故に遭ったら、警察署で必ず『交通事故証明書』をもらいましょう!
- 加害者側の自賠責保険を利用して治療費や慰謝料を受け取るためには、「交通事故証明書」の交付を警察署で受ける必要があります。当院に来院される場合、必ず警察署に行って証明書を取得してください。
河野整形外科に通院する旨を保険会社に伝えましょう!
- 交通事故による通院の場合、基本的には加害者側の保険会社が治療費を支払ってくれます。自賠責保険や任意保険から治療費を支払う場合は、保険会社に河野整形外科に通院する旨を伝えてください。
※ 通院の旨を伝えないと、治療費が自己負担となる可能性がありますので、ご注意ください。その場合でも、保険会社か連絡があった後に、返金させていただきますので、発行された領収書を保管してお持ちください。
今は症状がない場合も医療機関へ早めの受診と継続した通院を!
ポイント1 治療効果を上げるために
交通事故で受けた損傷や身体の不調は、早期の診断と適切な治療を受けることが重要です。より早い改善や、症状が慢性化することを防ぐ可能性が高くなります。
ポイント2 治療を適切に受けるために
「診断書(交通事故によるけがを証明するための書類)」、「後遺障害診断書(交通事故の治療後も症状が残ることを証明する書類)」は医師によってのみ作成・発行されます。ただし、「診断書」や「後遺障害診断書」を作成・発行できかねるケースがありますので、注意が必要です。
- 交通事故発生から受診までの時間が長いと、事故との因果関係を証明することが困難になることがあります。
- 初めて診察を受けるまでに時間が経過していたり、通院の頻度が低かったりする場合には、治療の意思がないと判断される可能性があります。
※ 交通事故直後には症状が出なくても、後に症状が現れることがありますが、上記の理由により「後遺障害診断書」が発行できない場合、後遺障害を前提とした慰謝料や損害賠償金を受け取ることができない可能性があります。
整形外科で交通事故治療を受けるメリットとは?
医学的根拠に基づいた診療
- 当院では、整形外科専門医がレントゲンやMRI検査により、骨や腱などの状態を詳しく調べることができます。また、医学的根拠に基づいた診療を行っています。可能性が低い場合も、最初に骨の損傷など重大な障害の有無を確かめるためにも、検査を受けておくことは大切です。
- 整骨院や接骨院では、施術を受けることはできますが、検査や診察、診断はできないため、重大な骨や腱の異常を見逃す可能性があります。
痛みのできるだけ早い緩和
- 痛みはつらい症状だけでなく、周囲の組織が緊張して血行が悪くなり、治癒を妨げる可能性もあります。また、痛い部位をかばうことで他の部分に負荷がかかり、症状が広がることもあります。
- 当院では、痛みの強い場合には、効果的な薬物療法やブロック注射などを組み合わせ、迅速かつ的確に痛みを緩和する取り組みを行っています。これにより、患者さまの痛みを早期に軽減できるよう努めています。
理学療法士など有国家資格者によるリハビリテーション
- 河野整形外科のリハビリテーション科には、理学療法士の国家資格を持つ専門のスタッフが5名在籍しています。理学療法士は、医師の指導の下で医学的根拠に基づいた運動器リハビリテーションを行うことができます(リハビリは予約制です)。
- 整骨院や接骨院では柔道整復師による施術を受けることができますが、骨・筋肉・靭帯・関節・軟骨・神経などの運動器リハビリテーションを行うのは理学療法士に限られます。
予約を必要としない物理療法機器を用いた治療
- 河野整形外科では、予約を必要としない首や腰の牽引器や、リラクゼーションを目的としたウォーターベッド、さらには電気治療機器などの物理療法機器を使用した治療を受けることができます。リハビリに通う時間がなかなか取れない方でも、空いたお時間に治療を受けていただけます。
後遺障害認定に必要な「後遺障害診断書」の発行可能
- 当院では、定期的な診療を行った結果、症状が改善されない時には必要に応じて、後遺障害の認定に必要な「後遺障害診断書」を発行することができます。後遺症が残った場合、加害者や保険会社との慰謝料などの示談交渉を行う際には、「後遺障害診断書」による等級認定の申請が必要です。
- ただし、第三者請求の手続きをされた場合には、医療機関での「後遺障害診断書」の発行はできませんので、ご了承ください。
- 後遺症診断書は整骨院では作成することができません。整骨院での治療のみで、当院での投薬やリハビリ治療を定期的にしていなければ、治療の経過が分からないため作成することができません。
交通事故治療における整形外科の特徴
整形外科(医療機関)においては、医師がレントゲン、エコー、MRI等を使用して、医学的な診断をします。そして、医師の診断の下、理学療法士による専門的なリハビリや充実した物理療法機器で治療ができます。
整形外科(医療機関) | |
●レントゲン・エコー | 〇 |
●MRI | 〇 ※紹介させていただきます |
●急性期疾患(骨折・捻挫など) | 〇 |
●慢性期疾患(腰痛・膝痛など) | 〇 |
●薬の処方 | 〇 |
●ブロック注射 | 〇 |
●リハビリの内容 | 医師の診断に基づく 理学療法士による専門的なリハビリ+電気治療(物理療法) |
●後遺障害診断書 | 〇(医師のみ作成可) ※治療を行った後も症状が残った場合、後遺障害の申請が可能 |
交通事故発生から治療までの流れ
STEP 1 警察への届出
交通事故に遭った場合は、直ちに警察署に行き、被害の届出を提出しましょう。自賠責保険を請求するために必要な「交通事故証明書」を交付してもらいます。
STEP 2 加害者と保険会社の連絡先を取得し、保険会社に連絡
基本的には、自賠責保険は加害者の保険会社から支払われます。交通事故に遭ったら、忘れずに加害者と保険会社の連絡先を控え、保険会社に河野整形外科での治療・通院する旨をお伝えください。
STEP 3 当院にご来院
ご来院いただいた際には、まず最初に交通事故による治療である旨を受付にお伝えください。
※ご来院時にお伝えされていない場合、手続きなどの関係で診察や治療までに長時間お待ちいただくことがありますので、予めご了承ください。
STEP 4 医師による診断(看護師による問診⇒検査⇒診断⇒治療に関するご説明)
医師の診察の前に、身体の不調(痛みやしびれなど)だけでなく、交通事故の状況なども確認するため、看護師から詳しく問診を行います。必要な検査を行い、整形外科専門医による診断を行います。治療手段についてもわかりやすく説明し、患者様とよく相談の上、治療方針を決めていきます。
また、MRI・CT等の検査が必要であると判断した場合には、他の医療機関で検査を受けていただくこともございます。
STEP 5 リハビリテーションによる治療
痛みや炎症の緩和のため、状態に合わせた薬物療法を行います。また、早期の症状緩和を目指して、当院では理学療法士によるマンツーマンのリハビリテーションを提供しています。なお、リハビリは予約制となっておりますので、ご了承ください。時間に制約がある方は、予約が不要な物理療法による治療も受けることができます。完治までしっかりとリハビリテーションを受けることをお勧めします。
交通事故治療におけるよくある質問
Q. 交通事故治療の治療期間はどれくらいですか?
患者さんによって、症状や重症度が異なりますので、一概には言えませんが、「頸椎捻挫」「腰椎捻挫」のようなむちうち症状に関しては、3か月~6か月程度で治療を終える方が多いです。
後遺症が認められる場合には、むち打ち・打撲症状の場合は6か月ほど。骨折などの重傷外傷の場合は1年ほどかかる場合もあります。
具体的な期間につきましては、医師の診察や症状の経過に合わせて、ご説明いたします。
早期回復のためにも、交通事故後はできるだけ早く医療機関での治療開始することが大切です。
Q. 今通院している病院から、当院への治療に変えることはできますか。
他院に通院されている場合においても、当院に切り替えて、通院・治療をすることは可能です。
その際には、事前に保険会社にご連絡してください。
また、必ず今治療している病院からの紹介状、画像などをもらってきてください。
紹介状が無い場合は、当院での治療をお断りする場合が有ります。
Q. 整骨院に通いながら、受診することはできますか?
当院の交通事故治療においては、当院医師による定期的な診察が必要です。
整骨院の併用をご希望の場合は、当院医師に相談してください。
整骨院を併用していることを、必ず保険会社に連絡してください。
当院に通院履歴がない場合は、診断書作成をお断りさせていただく場合が有ります。
Q. 通院することによって、どのような補償が得られますか?
交通事故治療においては、被害者救済のため、保険による補償が用意されています。
※ご加入の保険によって違いがございます。詳しくは、保険会社にお問い合わせください。
通院によって得られる補償の例
治療費 :交通事故後の治療費
慰謝料 :通院日数や期間に応じて支払われます
交通費 :通院にかかる交通費
休業損害:仕事ができないことによる損害補償
交通事故に遭われた皆様が、後遺症無く無事治癒しますよう治療いたしますので、
正しく治療して出来るだけ早い回復を目指していきましょう!